ウイスキー造りの中でも、ひときわ目を引くのが蒸留の工程。
ポットスチル(蒸留機)を使い、ウォッシュを2回蒸留します。蒸留することで、ウォッシュに含まれるアルコール分を抽出し、凝縮するのです。1回目の蒸留を初留、2回目の蒸留を再留といい、蒸留されたばかりの液體をニューポット(ウイスキーの原酒)と呼びます。この段階では、まだ無色透明で荒々しい味わいです。
靜岡蒸溜所では、珍しい3基の蒸留機があります。軽井沢ウイスキー蒸留所から移設(shè)した初留釜と、スコットランド製の薪の直火による初留釜、そして同じくスコットランド製の再留釜。これらを駆使して、數(shù)種類の違ったタイプのニューポットを造っています。